■阿蘇山噴火 噴煙の高さ1万m超 過去20年で最も高い
NHKニュースより。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161008/k10010722811000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_002
10月8日 8時38分
福岡管区気象台によりますと、今回の阿蘇山の噴火では、気象衛星による観測で噴煙が高さ1万1000メートルまで上がったことが確認されたということです。
福岡管区気象台は「地上からの観測では、過去およそ20年の間で最も高くまで上がった噴煙は、阿蘇山では2000メートル程度だったが、今回はその5倍の高さに達している」と話しています。
■阿蘇山 活発な火山活動続く 引き続き噴石や火砕流に警戒
NHKニュースより。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161009/k10010723691000.html?utm_int=news-saigai_contents_list-items_010
10月9日 18時18分
8日に爆発的な噴火が起きた熊本県の阿蘇山の中岳第一火口では、その後も活発な火山活動が続いています。
気象庁は、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、火口からおおむね2キロの範囲では引き続き大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
8日未明、阿蘇山の中岳第一火口で発生した噴火では、大きな噴石が火口からおよそ1.2キロ離れた場所まで飛んだほか、衛星による観測で、噴煙は高さ1万1000メートルに達したことが確認され、気象庁は、阿蘇山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2の「火口周辺規制」からレベル3の「入山規制」に引き上げました。
気象庁の調査では、8日は噴火に伴う火山灰が風に流されて北東の方向へ広がり、北東へおよそ6キロ離れた阿蘇市の阿蘇警察署で降り積もった火山灰の厚さが3センチに達したほか、九州や四国の各地でも灰が降ったことが確認されました。
また、北東側にあたる地域では小さな噴石が遠くまで飛ばされ、火口から4キロ離れた場所では直径7センチの噴石が確認されたということです。
阿蘇山では、8日の噴火のあと、噴火は起きていませんが、その後も火山性微動や地震が観測されているほか、火口から立ち上る噴煙の量が多い状態が続くなど、活発な火山活動が続いています。
気象庁は、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、引き続き阿蘇山に噴火警戒レベル3の火口周辺警報を発表し、中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、風下にあたる地域では火山灰や小さな噴石などにも注意するよう呼びかけています。
■阿蘇山の爆発的噴火 大きな噴石1.2キロの範囲に
NHKニュースより。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161008/k10010723221000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001
10月8日 19時04分
8日未明に熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で発生した爆発的な噴火では、その後の気象庁の現地調査で、大きな噴石が火口から1.2キロの範囲に飛び、火山灰は四国でも降ったことが確認されました。
気象庁は今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、火口からおおむね2キロの範囲では引き続き大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、8日未明に阿蘇山の中岳第一火口で発生した爆発的な噴火では、衛星による観測で噴煙が高さ1万1000メートルに達したほか、規模の大きな「空振」と呼ばれる空気の振動や地震も確認されました。
阿蘇山で爆発的な噴火が観測されたのは、36年前の昭和55年1月以来です。
気象庁が8日午前、ヘリコプターで上空から地面の温度の変化を調べたところ、火口からおよそ1.2キロ離れた場所で、大きな噴石と見られる高温の場所が確認されたということです。
また、火山灰などによって灰色に変色した場所は、火口の北西側で1.6キロ、南東側で1キロの範囲に及んでいたほか、火山灰が風に流された北東側では少なくとも5キロ以上に及ぶことが確認されました。
気象庁によりますと、これまでに熊本県をはじめ、大分県や愛媛県それに香川県でも火山灰が降ったことが確認されたということです。
一方、7日夜の噴火のあと、振幅が大きくなっていた火山性微動は、8日の午後以降は振幅がやや小さい状態が続いているということです。
気象庁は、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、引き続き阿蘇山に噴火警戒レベル3の火口周辺警報を出して中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、風下に当たる地域では火山灰や小さな噴石などにも注意するよう呼びかけています。
▲「去年より噴火の規模大きい」
現地で阿蘇山の観測を続けている、京都大学の大倉敬宏教授は火口周辺の映像の分析から、今回の噴火の規模は去年9月の噴火よりは大きいとしたうえで「今後しばらくは、きょうと同じような規模の噴火が起きる可能性があり、火口周辺には近づかないことが必要だ」と指摘しています。
京都大学の大倉教授は、NHKが中岳第一火口から1.2キロ離れた場所に設置したカメラの映像が捉えた噴火直後の映像や、噴火後の8日朝、上空から撮影した映像を分析しました。
このうち、噴火の様子を捉えた映像には、直後に赤くなった噴石などが飛び散っている様子やその後、画面が白くなる様子が捉えられています。
これについて大倉教授は、噴火に伴って「火山弾」という高温の岩石が周囲に飛び散って破裂する様子や、火砕サージと呼ばれる高温の火山灰や火山ガスなどが周囲に広がっていると指摘しました。
火山弾の中には去年の噴火の際にはなかったような大きさのものも確認できたということです。
また、上空からの映像では、火口近くに大量の火山灰や噴石が降り積もっている様子が確認され、大倉教授は「付近には半分以上が埋もれている待避ごうもあり、噴火の規模は去年よりも大きい」と指摘しました。
そのうえで、今回の噴火について大倉教授は「中岳第一火口では、昨夜も噴火があったが、十分なガスが噴出されずにたまり続けた結果、大きな噴火につながったと考えられる」としています。
また、これまでのところ新たなマグマの関与を示す噴出物は見られず、マグマ水蒸気爆発や水蒸気爆発の可能性があると指摘したうえで、「当面はきょうと同じような規模の噴火が起きる可能性があるので火口周辺には近づかないよう徹底するとともに、火山灰の対策も進めてほしい」と話しました。
一方、ことし4月に起きた熊本地震との関連については、「地下のマグマだまりを引き伸ばし、地下からマグマが供給されやすい状況にした可能性もあるが、さらなる検証が必要だ」と話しています。
★幸いにも大事に到らず死者はでなかったし、大規模な避難地域も無かった。
一部で停電地域や割れた窓ガラスで負傷者が、多少出ましたが命の危険はありません。
九州や四国の各地でも降灰が確認されたり、阿蘇市内では噴石も有った。
今後の対応として大規模な噴火に至り、火砕流や溶岩流が発生した場合の避難の体制は取れるのだろうか?。
原子力発電所の事故は付近住民の避難計画が不十分だからと、原発の稼動を認めないと反対派が騒ぐが、火山噴火や津波・洪水など自然災害からの避難計画や避難の指示・命令系統は万全なのだろか?。
ハザードマップで住民に危険を広報したから、「避難するなり留まるなり勝手にどうぞ!」では困る。
行政も、「気象庁」が「国」がと指示待ちになっている。
でも一番、地域の特性を知り住民気質を知ってるのは、市町村などの行政なのだ。
今回の阿蘇山の噴火の際にも、東京のNHKでは自然環境のビデオを流していたし、4時からの気象庁の緊急会計も生放送はなかった。
つまり霞ヶ関の省庁の官僚達は、阿蘇山の噴火でテレビをつけてもNHKの動物の環境ビデオや民放テレビの深夜の通販番組を見るしかなかった。
私は直ぐに職場に「緊急参集」したが、それまではスマホやタブレットの阿蘇山噴火のライブカメラの映像を見ながら、送迎車両の中で地団駄を踏むしか無かった。
皆さんも今一度、避難計画を自分でも何パターンかを考えて欲しい。