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Channel: あんくるの頑張ルンバ
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災害弱者と避難準備情報。

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■台風13号 7日にかけ奄美地方に接近の見込み
NHKニュースより。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160906/k10010671841000.html?utm_int=all_side_ranking-social_005

9月6日 12時58分

台風13号は沖縄県の西の海上を北東へ進んでいて、7日にかけて、鹿児島県の奄美地方に接近する見込みです。気象庁は高波に警戒するとともに、強風や低い土地の浸水などに十分注意するよう呼びかけています。

気象庁の観測によりますと、台風13号は6日午後3時には那覇市の北西130キロの海上を1時間に25キロと速度をやや上げながら、北東へ進んでいます。

中心の気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の南東側280キロ以内と北西側170キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

沖縄県では風や雨が強まり、那覇市では午後2時半すぎに31.3メートル、渡嘉敷島では午後3時すぎに31.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。

また、午後3時までの1時間には沖縄県石垣市登野城で32ミリの激しい雨が降りました。

台風は今後、発達しながら、沖縄本島地方の北の海上を東寄りに進み、7日にかけて、鹿児島県の奄美地方に近づく見込みです。

沖縄県と奄美地方では7日にかけて局地的に雷を伴い、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。

7日昼までに降る雨の量は、沖縄県と奄美地方の多いところで200ミリと予想されています。

沖縄県と奄美地方では7日にかけて海上を中心に風が非常に強く、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想され、波の高さは6メートルの大しけが続く見込みです。

また、日本海にある前線の活動が活発になるため、台風から離れた西日本と東日本の太平洋側でも6日夜遅くから8日にかけて大雨となるおそれがあります。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、強風、高波などに警戒するとともに落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。






★今後の進路に注意して下さい。


今までに降った雨が地中や崖に保水されて、少しの雨でも土砂災害になる可能性もあります。


台風13号は、「雨台風」で秋雨前線を刺激して相乗効果で大雨になると予想されてます。


何か今年は台風の当たり年だね。


これ以上、被害が出ないでれと願います。
















■9人死亡のグループホーム 常務理事が状況語る
NHKニュースより。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160901/k10010664821000.html

9月1日 18時56分

9人が遺体で発見された岩手県岩泉町乙茂地区の高齢者グループホーム「楽ん楽ん(らんらん)」を運営する法人の佐藤弘明常務理事が、NHKの取材に対し、急激に水位が上がり続けた当時の状況を詳しく語りました。

佐藤常務理事によりますと、30日午後4時50分ごろ、町役場から依頼されて近くの小本川の様子を確認した際、水位は川岸より20センチほど低かったとということです。

この時点で雨は強くなかったため入所者を避難させる判断はしなかったということで、「通常であればそれほどのスピードでは水位は上がってこないので、まだ1時間か2時間は大丈夫だなと感じた」と振り返りました。

この後、町役場を訪れて川の状況を説明し、およそ1時間後の午後5時50分ごろに施設の駐車場に戻った際には雨はどしゃ降りになっていて冠水し始めていたということです。

佐藤常務理事は、急いで駐車場から車を移動させようとしましたが、くるぶしの辺りまでだった水は、急激に胸の高さにまであがり濁流に流されたということで、当時の水の勢いについて「車の移動の途中に上流から鉄砲水のように水がどっと押し寄せてきた。10分余りで水かさがどんどんあがり、くるぶしの辺りから膝の高さに、その後、すぐに腰から胸の高さにまで達した。流されたが近くの柵につかまり近くの会社の建物に一時避難した」と語りました。

岩手県によりますと、グループホームから4キロほど下流の岩泉町にある赤鹿観測所でも、小本川の水位が上がり始め、午後5時に2メートル38センチだった水位は、午後6時には3メートル17センチと、およそ80センチも上がり、午後7時には2倍を超える5メートル10センチに達し、川岸の高さを超えました。

当時のグループホーム内の状況について、31日、佐藤常務理事が当直をしていた女性職員から聞き取ったところ、9人の入所者は早めに食事をすませベッドの上で休むなどしていましたが、急に水が流れ込んできて入所者がベッドごと水に浮かぶ状況になり、避難させることができなかったということです。

そして、31日午前5時ごろに水がある程度引いてから施設に戻った際、入所者は部屋の中などで倒れて動かなくなっていたということで、佐藤常務理事は「どうにか助けようと職員も頑張ったが私の判断が遅かった。申し訳ありませんでした」と話していました。






★駐車場の車両の心配より、「楽ん楽ん(らんらん)」に住む介護老人の人命を救う事を優先すべきだったと思う。


♦避難準備情報とは

人的被害が発生する災害の可能性がある場合に「災害時要援護者」(身体障害者や老人、子供などのいわゆる災害弱者)を早期に避難させるために、自治体が発令する避難準備情報に基づき、要援護者を避難させることを言う。


災害弱者を「早期に安全に避難させる為」である。


実際に町役場が「佐藤常務理事」に連絡をしている。


その要請に、佐藤理事は「楽ん楽んの入居者を2階か3階に避難させる」と答えている。


しかし実際には指示を出さなかったのは、佐藤理事の判断(指示)ミスで、それは当の本人も認めてる


町役場が「避難準備情報」を発令したのは朝9時で、このときには雨は降っていなかった


町役場職員が「楽ん楽んの入居者を避難させて」と施設に連絡



佐藤理事が、「隣のふれんどりーの2階・3階に避難させる」 と回答

*しかし実際は避難させなかった


佐藤理事によると、30日午後4時50分ごろ、町役場から依頼されて近くの小本川の様子を確認した際、水位は川岸より20センチほど低かったとという事です。


この時点で雨は強く無かった為に「楽ん楽ん」の入所者を避難させる判断はしなかったということで、「通常であればそれほどのスピードでは水位は上がって来ないので、まだ1時間か2時間は大丈夫だなと感じた」と証言。


町役場を訪れて川の状況を説明し、およそ1時間後の午後5時50分ごろに施設の駐車場に戻った際には雨は「ドシャブリ」になっていて、冠水し始めていたということです。


佐藤理事は、急いで駐車場から車を移動させようとしましたが、くるぶしの辺りまでだった水は、急激に胸の高さにまであがり濁流に流されたということで、当時の水の勢いについて「車の移動の途中に上流から鉄砲水のように水がどっと押し寄せてきた。


10分余りで水かさがどんどんあがり、くるぶしの辺りから膝の高さになり、直ぐに腰から胸の高さにまで達した。


「流されたが近くの柵につかまり近くの会社の建物に一時避難した」と語っています。


岩手県によりと、グループホームから4キロほど下流の岩泉町にある赤鹿観測所でも小本川の水位が上がり始めた。


午後5時に2メートル38センチだった水位が、午後6時には3メートル17センチ

*約80センチも上昇


午後7時頃には通常の水位の2倍を超える、5メートル10センチに達し川岸の高さを超えました。


当時のグループホーム内の状況について、31日、佐藤理事が、当直をしていた女性職員(所長)から聞き取りの結果。


9人の入所者は早めに食事をすませベッドの上で休むなどしていましたが、急に水が流れ込んできて入所者がベッドごと水に浮かぶ状況になり、避難させることが出来なかったと言う事です。


そして、31日午前5時ごろに水がある程度引いてから施設に戻った際、入所者は部屋の中などで倒れて動かなくなっていたということで、佐藤理事は「どうにか助けようと職員も頑張ったが私の判断が遅かった。申し訳ありませんでした」と話していました。


岩泉は高齢化が進んでて、老人ホーム、グループホームに入るにも何百人と待たされる状態だった。

*都市部では待機児童問題があるが、過疎地では「介護老人問題」がある。


施設ではコレまで水害を想定した訓練はしておらず、浸水時は隣接する3階建ての老人介護施設「ふれんどりー岩泉」に避難させる計画だった。


佐藤理事は自家用車を高台に移動させ、ホームに戻ろうとしたところで濁流に巻き込まれたが無事だった。

*車の避難が先なのか?。


当夜の「楽ん楽ん」の当直(一人定員)は、名義上の所長(責任者では無い)で、責任者は3階建ての施設と兼任で当時は3階建てで、その日の昼間も勤務していた。


当日・夜勤の当直者が「豪雨で出勤出来ない」と言ってきたので、仕方無く夜まで居残っていた。


楽ん楽んの女性職員(所長)には権限が無く、当日も1人で当直をしていた。


女性が単独で、要介護の入所者9名を避難させるのは困難だった様だ。


職務上も体制から判断すると、3階建の兼任責任者と「佐藤常務理事」に、9人死亡に関する責任問題が生じると思量される。


この女性所長は、柱に捕まって老人が流されないよう抱えて、老人を一生懸命励ましながら水が引くのを待ってたと証言していた。


でも頑張りむなしく、気付いたらご老人が息耐えてたって。


一人で頑張ったんだね。


辛かったろうに。


介護施設責任者(佐藤理事)が、川の水位上昇を確認して町役場に「状況説明」に行っている。


「あと2時間は大丈夫」だと、説明に1時間かけて戻っている。


すぐ隣の施設には佐藤理事も、当直職員や看護師もいたんだから助けにいけたんじゃないかと思う。


車を高台に移動させる時間はあったし、「楽ん楽ん」以外の入所者を3階に避難させてるんだから、隣の平屋建ての入居者も危険だと認識していたと思量される。


それとは別に、「避難勧告」を出さなかった町にも問題がある様に思う。


こちらは町内の行方不明者が見つかり、状況(避難しなかった理由)が明らかになるにつれて表面化するのだろう。


「避難準備情報」と言う呼び方に誤解があるなら、「災害弱者避難勧告」や「災害弱者避難指示」と改めるべきだろう。

*既に上申済み。


町長や町の職員、介護老人ホームの責任者や担当職員に当事者意識が無く、薄ら笑いしながらインタビューに答えている態度を見ると怒りに感じる。



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